【実機検証】Google TV Streamer 4KでF1 TVは使えるか?実際に使って確認【2026年版】

視聴環境・デバイス

F1 TVを大画面で観たい、という願いを叶えるデバイスとして、これまでFire TVとApple TVについて実際に使ってレビューしてきました。

さて、今回レビューするのは「Google TV Streamer 4K」です。

日本では割とマイナーなデバイスだと思いますが
F1 TVのサイトでは「対応デバイス」として紹介されているので、気になっていました。

果たして、快適にF1 TVが視聴できるのでしょうか。
筆者が実際に購入・使用して確認した情報をお届けします。

スペックと特徴

まず、Google TV Streamer 4Kの主なスペックをまとめます。
わかりやすいように、Fire TV Stick 4K Maxと比較します。

項目Google TV Streamer 4KFire TV Stick 4K Max(第2世代)
価格¥16,000¥12,980
SoC非公開(MediaTek MT8696シリーズ?)MediaTek MT8696T
RAM4GB2GB
ストレージ32GB16GB
無線LANWi-Fi 5Wi-Fi 6E
有線LAN1GbE内蔵なし(別売アダプタ対応)
HDRDolby Vision / HDR10 / HDR10+ / HLGDolby Vision / HDR10 / HDR10+ / HLG
OSAndroid TVFire OS
発売年2024年2023年

もっとも目立つ違いは

  • RAMとストレージが2倍
  • 有線LANポートがある

という点でしょう。

リモコン比較。Google TV Streamer(右)は⏯️ボタンがないのが地味に不便。
本体の大きさ比較。Google TV Streamer(上)は据え置き型。厚みはApple TV 4Kより薄い。

検証環境

本記事における検証は以下の環境で実施しました。

  • テレビ:REGZA 55Z570L
  • HDMIケーブル:エレコム ECDH-HD21ES20BK [PR]
  • ネットワーク:有線LAN接続(光回線1ギガプラン契約)
  • 視聴コンテンツ:F1 TV 2026 F1 日本グランプリ決勝(4K UHD HDR配信)

F1 TVアプリの見つけ方

Google TV Streamerでは、当初アプリ検索画面に「F1 TV」と入力しても該当アプリが表示されませんでした。

通常の検索ではインストールページにたどり着けず、ホーム画面のスポーツカテゴリから探索してインストールするルートを取る必要がありました。

検索経由でのアプリ追加に慣れているユーザーは、最初に戸惑う可能性があります。

後日検索をやり直したところF1 TVが表示されたので、タイミング等があるのかもしれません。

F1 TV視聴品質

F1 TVを4K UHDで視聴したところ、映像に定常的なカクつきが発生しました。

テレビ(REGZA 55Z570L)の倍速モードを有効にしても改善は見られませんでした。

Fire TVやApple TVもカクつきはありましたが、テレビ側の倍速モードで吸収できていました。

HDR(HLG)をSDR出力にしてもカクつきがとれませんでしたが、

  • アプリ側の設定でフルHDに画質を落として
  • テレビ側の倍速モードをオン(クリアスムーズ:最も強い補間)

にしたところ、カクつきがとれてスムーズな映像になりました。

F1 TVの4K UHD映像は、Google TV Streamerには処理の負荷が大きく、処理が追いつかないのかもしれません。

映像・音声出力

映像出力については、4K UHD HDR(HLG方式)での出力を確認しました。HLGフォーマットのHDR出力が正常に機能しており、対応テレビへの出力は問題なく行えました。

音声はドルビーステレオでの出力にとどまり、サラウンド(5.1ch / 7.1ch)出力は確認できませんでした。ホームシアター環境でのサラウンド再生を想定している場合は注意が必要です。

UI・処理性能

Google TV Streamer 4KはRAMが4GBとFire TV 4K Plus/Maxより多く搭載されています。一方、SoCはFire TV Stick 4K Plus/Maxと同じシリーズと見られています。処理性能の向上よりもRAMの余裕による快適さに期待が集まる構成です。

実際に操作してみたところ、UIのもたつき感はFire TV 4K Plus/Maxと変わらない印象でした。メニュー遷移やアプリ起動において体感的な速さの向上は確認できず、RAMの恩恵も操作レベルでは感じられませんでした。

有線LAN接続について

Google TV Streamer 4KはLANポートを内蔵しており、LANケーブルを直接接続できます(1Gbps対応)。アダプターが不要でそのまま挿せる点はFire TVとの差別化ポイントです。

ただし、光回線1ギガプランの有線LAN接続という条件でも、Wi-Fi 6対応のFire TVやApple TVと比べて明確な安定性の向上は体感できませんでした。環境によっては差が出る可能性はあります。

マルチビュー対応状況

F1公式のサポート情報によると、マルチビュー機能が利用できるのはiOS・tvOS・Google Chrome・Androidに限られており、Google TVは対象外とされています。

実機での確認でも、マルチビュー機能は利用できませんでした。

これはGoogle TV Streamer特有の制限ではなく、F1 TV側の仕様によるものです。

まとめ

Google TV Streamer 4KをF1 TV視聴デバイスとして評価した場合、最も大きな課題は

4K UHD視聴時の映像の定常的な引っかかりです。

F1を視聴するときに、これは無視できない課題です。

4K HDR(HLG)出力や内蔵LANポートといったハードウェア仕様は確認できましたが、

UIの操作感やF1 TV視聴品質において、Fire TV Stick 4K Plus/Maxに対する優位性は確認できませんでした。

F1 TV視聴を主目的として本機を検討している場合は、現時点では慎重な判断をお勧めします。

ProやAccess(1080p)を観るのなら問題ないですが、Premium(4K)を観るのなら他のデバイスを考えたほうが良い、というのが率直な感想です。


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